大阪高等学校寮歌

沼間昌教 作詞
吉田丈二 作曲

嗚呼黎明は近づけり
嗚呼黎明は近づけり
起てよ我が友自由の子
帝陵山下の熱血児
侃諤の辯地をはらい
哲人の声消えんとす

嗚呼暁鐘は鳴り響く
嗚呼暁鐘は鳴り響く
三州の野に殷々と
強き響きを伝えつつ
旧殿堂の奥深く
眠れる魂を醒ますべく

城南高し三層楼
籠れる理想誰か知る
美酒玉杯に耽りたる
倫安の世を低く見て
文を学び武をば練る
五百の健児君見ずや

橄欖咲いて海青き
アテネの街の春の色
七丘の森秋更けて
ローマの古都に月高し
歴史はふれどオリオンの
三つ星いまだ光あり

それ青春の三春秋
交に友と呼びかわし
君が愁いに我は泣き
我が喜びに君は舞う
若き我等が頬に湧く
その紅の血の響き

紫匂うローレルの
葉陰に寄りし美鳥が
一度目覚めて羽ばたかば
彼の大空に勇姿あり
友よ溢るる若き日の
希望の果をいざや見ん