ローレライ
Heinrich Heine 作詞
Philipp Friedrich Silcher 作曲
近藤朔風 訳詞
なじかは知らねど 心わびて
昔の伝説は そぞろ身にしむ
寥しく暮れゆく ラインの流れ
入日に山々 あかく栄ゆる
美し少女の 巌頭に立ちて
黄金の櫛とり 髪のみだれを
梳きつつ口吟む 歌の声の
神怪き魔力に魂もまよう
漕ぎゆく舟びと 歌に憧れ
岩根も見為らず 仰げばやがて
浪間に沈むる ひとも舟も
神怪き魔歌 謡うローレライ